職員室で対立。対立を力に。

教育

今年度の僕の目標は、「前に立つ」です。これは前に書いたようにこれまでの僕の反省からでした。

こちらに、その時の考えが書かれています。
ワイワイ
ワイワイ
 

研究主任の先生に書いたものを渡すことができました。(でも、全員には配っていません。)

新体制になり、新しいメンバーが入って来て、いろいろな場面で「この学校では、どうなっているのかな?」と、たくさんの確認がなされます。

〇〇はどこにある?
体育の用意を忘れた子がいた場合、どうしてる?
朝、お休みの連絡がなかったら?
ワイワイ
ワイワイ

この「すり合わせ」ってお互い大変。
あえてグレーなものもあったりするし。でも、大事!


今勤めている学校では、ノートを業者からあらかじめ買っておき、子どもがお金を持ってくれば、学校でも買えるようになっています。「今年度もそれでいい?」「ノートの種類は今までの種類と同じでいい?」と軽いトーンで会話がスタートしました。

そして、「家庭学習の取り組み方」や「ノート指導」についての話に。

僕は去年異動してきた( 担任は僕以外は残った人ばかりだった )こともあり、そういったことの共通理解がしっかりとできていませんでした。だから、発言した人には「今年は、しっかりと揃えていこう」という意図があったのだと、今は思います。

対立発生。少し険悪な雰囲気に。

でも、その時の僕は、家庭学習については思うところがあり、感情的に自分の理屈をぶつけてしまいました。言わないと伝わらないし、言うべきだとも思っていました。とりあえず、この場で決められないので、明日の職員会議で話し合うことに。

次の日。

職員会議の中で昨日の話の続きを話し合う場面、僕は再度、持論を振りかざし、反対意見がある人たちを論破しようとしました。説得力のある言葉が言えたらしく、新しく来た人に「上手いこと喋るな~!」と褒められて、何なら「良い気分」です。

でも…何かスッキリとしない気持ちも。

本当に、これでいいのだろうか?

作業しながらモヤモヤ。帰宅してもモヤモヤ。

子どもが寝て静かになり、ボーっと考えていると、何となく言葉にできました

きっと、自分の意見を通すことが目的になってしまっていたのです。でも、目的は「僕個人の考えが通るかどうか」でなくて、「子どもたちがより良く学べるようにするためにどうするか」なはずです。それは、間違ってはいけない。目的を達成するために、どのような手段をとるか。1か2かではなくて、新たな3の答えを創り出していくべきだったな、と今は思っています。

あと、意見を否定されることに拒否感というか、きっと僕自身は勇気を出して懸命に伝えようとしているからこそ、それを否定されたら僕を否定された気になるのでしょう。否定?批判?(これは、国語の話し合いの学習でも、子どもたちに言っていたけど、自分事になっていないと反省。)

これから1年間、同じ方向を向いて進んでいけるように、自分と違うから敵対するのでなく、みんなで最適解(納得解)を探っていけるように、柔らかい雰囲気で話し合っていけるように注力していくことを決意した一日。僕が主導権を握る必要はない。みんなで創っていく意識をもとう!

深呼吸!

この一件のおかげで、宿題についてオープンに他の先生の考えが聞けたし、みんなで揃える所は揃えてやっていくべきだ、という考えも聞けた。その点は良かったことだと思います。

ワイワイ
ワイワイ

新しい環境での立ち振る舞いって難しいですね。でも、「ぼちぼちいきましょー」って仲間に言ってもらって、肩の力が抜けました。ありがとう!

この出来事を、僕以外のみんなはどう思っているかを、夏くらいに聞いても面白いな。「僕が思うほど、何とも思っていないのかもしれないなぁ。」と、ここまで書いてきて思い始めた。



実は「対立がちからに」という本がある。同じPAJの「グループのちからを生かす」は持っているのだけど、こちらは持っていない。タイトル買いしてしまいそう。

コメント