妻の妊娠が分かった。僕たちは、「助産院」で産むという決断をした。どうして助産院を選んだのか。そして、助産院で産んでみてどうだったのか、を記録しておきたい。(今回は、我が家の出産にまつわる経験と、どうして助産院で産む理由まで)
「産んだ」のは、もちろん妻なんだけどね。
「出産」の選択肢
- 病院での出産
- 自然分娩
- 医療介入せずに、なるべく自然に出産をする。分娩は様々な痛みを伴うことも多いらしい。
- 計画分娩
- 出産日をあらかじめ設定し、その日に陣痛促進剤などの医療介入を行う。胎児の様子や家族の立ち合いを実現するために。
- 計画無痛分娩
- 出産日をあらかじめ設定し、分娩時の痛みを麻酔等によって緩和する。妻の友達は1人目を経験して、「次に産むならこれがいい!」と言っていたそう。
- 帝王切開
- 手術でおなかと子宮を切開して赤ちゃんを直接取り出す。予定しているものと緊急のものがある。
- 自然分娩
- 助産院での出産
- 自然に分娩する。助産院に限らず、自宅でも可能な場合もある。助産師に医療行為はできないため、病院にバトンタッチすることもある。その場合は上記のどれかになる。
「選択肢がある」っていう考えがあまりなかったな。
これまでの「出産」
我が家には、2人の娘がいる。2人とも病院で出産している。けど、少し違う。
①長女の場合
住んでいる京都で出産することを決める。「自分たちの子どもを自分たちで育てる」という決意もあった。僕にも立ち合ってほしい、と言ってくれて、立ち合いを希望。近くの産婦人科で出産した。
少し早く破水したこともあり、陣痛促進剤を投与して臨む。ビデオカメラを片手に持ち、もう片方は妻の手を握り励ました。お義母さんも立ち合えて、僕と一緒に出産を乗り越えたというチーム感をもってくれたみたい。
ちなみに、会陰切開もされていたし、吸引もされて出てきた。首にへその緒が巻き付きしんどくなっていたらしいから。出血がとても多く、産後の回復がなかなかで大変そうだった。(男性だったら死んでいるレベルの出血!)
前後は、病院で寝泊まりしたときもあった。管理してもらっている安心感はあった。
この頃は結構遅くまで仕事をしていたなぁ。平日は妻にほとんどのことをお願いしていた。
②二女の場合
長女が2歳の時の出産。保育園にも通わせていたけど、妊娠中の家事等のサポートを僕がするという考えにならず、何となく「里帰り出産」。
僕にできるとも思われていないし、あなたも実家の方が安心でしょ?みたいな感じ。
このときも病院。入院する、と連絡を受け、ちょうど金曜日の夜だったので、すぐに向かう。長女にの立ち合いも希望していたが、早朝だったためお義母さんだけで来て、そのまま立ち合い出産。
自然分娩で、妻によると「1度目に比べて気持ちがよかった」らしい。初めての時はビデオカメラ越しで見て出産に参加したけど、どこか距離を感じたため、ビデオカメラはお義母さんにお願いする。役割は手を握り励ますこと。
実家では、家事は楽だけど、ずっと離れて過ごしていた実家はストレスも多く、長女も少し不安定。最終的に長女に立ち合ってもらえず、今思い返すと、少し不満もあったようだ。
2度の悲しい思い出
その後、3人目の出産を考える。
妊娠をしたけれど、悲しい思い出ができてしまった。ここに関しては、また気持ちを整理して綴りたい。ただ、このことがあったから、今回の決断になったのかもしれないし、後ろ向きでいたくないと考えている。
「助産院」で産む理由
さて、今回の妊娠はどうしよう?
妻の一番の希望は、「家族みんなで出産を迎えたい。特に子どもたちに立ち合ってほしい。」だった。病院での出産となると、新型コロナウィルスが猛威を振るっているので、立ち合いできるのは1人、もしかしたら誰も立ち合えない、なんてこともあり得る。
助産院であれば、立ち合いに制限がない(制限があるところもあるかもだけど)。
「私は助産院で産もうと思っているんだけど、どう思う?」
「いいよ。あなたのお産だから、あなたが決めればいい。」
この言葉で、「出産は女性のもの」って思っていることがよく分かる。
尊重しているようで、どこか他人事の部分もあったように思う。
というわけで、病院でなく「助産院」で産むことが決定した。その理由は、「家族みんなで出産に臨みたいから!」という1点のみ。
次は、助産院をどのようにして選んだか、助産院で産むという決断をして変わったことなどを書いていこう。とりあえず、結果だけ言ってしまうと、僕たちにとって、助産院で産むことは「最高」だったよ。
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